Wedge REPORT
ビジネスの現場で日々発生しているファクトを、時間軸の長い視点で深く掘り下げて、日本の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。
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『豪雨時の浸水対策を専門家に聞く』(3)
2020/09/26 中西 享国土交通大臣の諮問機関である社会資本整備審議会が7月9日に新たな水災害対策のあり方を赤羽一嘉国交大臣に答申した。国交省の担当局長である五道仁実・前水管理・国土保全局長に自然災害が激甚化、頻発化している現状に対して、いま最も必要とされる国と…
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『豪雨時の浸水対策を専門家に聞く』(2)
2020/09/25 中西 享2回目は地域防災が専門の秦康範・山梨大学工学部准教授に、学者としての立場から今何が求められているのかを聞いた。秦准教授が1995年から2015年までの20年間にわたり、全都道府県の浸水想定区域内と外の区域とを、500メートルごとの国勢調査…
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『豪雨時の浸水対策を専門家に聞く』(1)
2020/09/24 中西 享今年も熊本、大分、岐阜、山形県などで予想を超えた豪雨による大きな洪水災害が発生、多数の犠牲者が出てしまった。そこで、いま最も必要とされる浸水対策は何なのかを4人の専門家に聞いた。1回目は、東京都庁の土木技術者として、都内ゼロメートル地帯の…
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2020/09/21 新田日明
さすがに「厳しい」と言わざるを得ない。今年のプロ野球ペナントレースはセ・リーグで巨人が首位を独走中。3位の横浜DeNAベイスターズは巨人相手に本拠地・横浜スタジアムでの直接対決で同一カード3連勝を狙ったが、20日の3戦目は0―5と完敗を喫…
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藤丸順子・日本地域情報振興協会専務理事に聞く
2020/09/13 中西 享記事や広告の掲載が新聞など紙媒体からスマートフォンを中心としたネット媒体への移行が進む中で、全国の各地域で発行されているフリーペーパーが独自の編集・広告により、行政や住民とつながり存在感を発揮している。地域に密着しているフリーペーパーをネ…
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2020/09/07 新田日明
それでもワンチャンスが残されているという。阪神タイガース・藤浪晋太郎が5日の巨人戦(甲子園)で4回2/3を9安打6四球11失点(自責点7)で降板。11失点は自己ワースト、そして阪神の球団史上でも1人の投手による失点記録としてはワーストとな…
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2020/08/31 新田日明
池江が想像以上のハイペースで「第2の水泳人生」を突っ走り、本格復帰への道のりを驀進していることで来年夏に開催延期となった東京五輪への出場を切望する声が強まり始めている。実際に日本オリンピック委員会(JOC)の中からも「池江選手が東京五輪へ…
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そもそも海洋プラスチック問題とは何か
2020/08/28 櫻井俊レジ袋有料化はプラスチックごみがもたらす問題を解決するには効果が小さい。政府は意図的にプラスチック循環の負の部分を無視していると言わざるを得ない。
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2020/08/24 新田日明
大きな波紋が広がっている。総合格闘技団体の「パンクラス」が23日、出場予定選手から新型コロナウイルスの抗体検査で陽性反応が出たことにより、東京・新木場のスタジオコーストで開催予定だったイベント「パンクラス317」を開場10分前に急遽中止し…
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2020/08/22 樫山幸夫
政治家の健康問題は洋の東西を問わずデリケートな問題だ。アメリカのトランプ大統領も昨年、首相と同様に突然の健診を受けて周囲を驚かせた。しかし、米国では、大統領の検査結果は原則的に公表され、〝透明性〟は高い。日本では、健康状態を隠すだけでなく…
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2020/08/21 中西 享
人事院が21日に発表した2020年度の国家公務員総合職試験(キャリア職)の合格者をみると、合格者(大学院生を含む)1717人のうち、東京大学の卒業生は249人(昨年度は307人)にとどまり、300人を割り込んだ。
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2020/08/21 友森敏雄
「九州から世界に誇る宇宙産業を創出する」という目標を掲げ、昨年12月に民間企業として世界で3番目に「小型SAR(合成開口レーダー)衛星」を打ち上げたのが、九州・パイオニアズ・オブ・スペースこと、QPS研究所だ(福岡市中央区)。
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2020/08/19 友森敏雄
宇宙産業はこれまで「官需」が大きく占めていたが、小型衛星による宇宙からのセンシングなど利用需要の増加と、そのための小型ロケットの打ち上げコストが下がっていることが両輪となって、民間の宇宙関連ビジネスは今まさに黎明期にある。宇宙航空研究開発…
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2020/08/17 新田日明
おおむね「成功」と言えるのではないか。「2020甲子園高校野球交流試合」が10日から計6日間に渡って行われ、17日で閉幕。新型コロナウイルスの感染拡大によって今年はセンバツ、夏の甲子園と全国大会が相次いで中止に見舞われ、暗い話題ばかりだっ…
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2020/08/11 勝村久司
今年は、例年、花火大会に子供を連れて行っていた代わりに、ぜひ、子どもたちにペルセウス座流星群を見に連れて行ってあげてほしい。花火大会と同じで、望遠鏡も双眼鏡も要らない。肉眼で寝転がるだけでいい。今年は特に小さな子どもたちにとって条件が良く…
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2020/08/10 新田日明
6日の阪神―巨人戦(甲子園)で8回一死から巨人の増田大輝内野手が6番手としてマウンドに立った一件だ。采配をふるった巨人・原辰徳監督に対し「野手をマウンドに送るなんてありえない」「勝負を放棄する姿勢はおかしい」などといった批判が大物OBを中…
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大学はこんなにいらない
2020/08/06 浅野有紀,濱崎陽平18歳人口が年々減少する中、定員を満たすだけの学生を確保できず、経営難に苦しむ大学が増えている。とりわけ私立大学はその割合が高い。約3割の大学が定員割れになっている。そんななか、地方私立大学の公立化が増加している。受験率は高まり、学費も安…
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大学はこんなにいらない
2020/08/03 濱崎陽平1990年には約200万人いた18歳人口は、2020年には約116万人と、約4割減少した。一方で、大学の総数は507から786(19年度)へと、約5割増加している。人口減少の局面にありながら、いまだに大学は「増殖」している。研究力低下が叫…
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2020/08/03 新田日明
照ノ富士は強行出場を重ねた結果、コンディションがボロボロになり大関の番付から史上最大の陥落と一時は日常生活にまで悪影響を及ぼし、公傷制度廃止の憂き目にあった〝被害力士〟と言えるだろう。ネット上を見ても「照ノ富士のような悲劇を二度と生み出さ…
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クラフトビールは日本のモノ作りを変えるのか⑦(伊勢角屋麦酒・後編)
2020/07/29 永井隆「目標は世界一のビールをつくること」。クラフトビール「伊勢角屋麦酒」を展開する二軒茶屋餅角屋本店の鈴木成宗社長は、1997年に逆転策を模索し、2003年にオーストラリアの世界大会で金賞を受賞する。それでも売り上げが好転することはなかった。
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