「世界情勢」の最新記事一覧
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2021/12/13 岡崎研究所
ドイツの社民党、緑の党、自由民主党による「信号連立」政権は、デジタル化・近代化を推し進め、気候温暖化に対応することを目指している。単なる左派政権でなく、自由主義が加わりバランスが取れるとの期待も。とはいえ、難しい課題も山積している。
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2021/12/10 岡崎研究所
国連安保理事会はボスニア・ヘルツェゴビナの治安維持を担うEU主導の部隊EUFORのマンデートを1年延長した。西側諸国はロシアと中国の黙認と引き換えに、決議からサラエボの上級代表事務所への一切の言及を排除することに同意した。
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2021/12/09 岡崎研究所
台湾にとってCPTPP加入は単に経済政策であるだけでなく、生き残りを賭けた政治的課題であり、CPTPP参加の11 カ国はその加入を承認することによって国際社会の台湾に対する支持を明確にできる。
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2021/12/08 岡崎研究所
米国、カナダ、メキシコ3カ国が5年ぶりで開催した北米首脳会談は、3国首脳にとって、内外に連帯を示す演出として共通の利益でもあったといえる。ただ、ハードコアの難問はほとんど取り上げられなかったとされる。
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2021/12/07 岡崎研究所
中国共産党の六中全会「歴史決議」が採択されたが、前途は厳しい。毛沢東も、鄧小平も、歴史決議を通した後、本当の勝負の時が待っていた。今回の歴史決議を経て、実際に何がもたらされるのか。党員も国民も、ここを厳しく見ている。
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2021/12/06 冷泉彰彦
日本の経済界では、「DX」というスローガンが叫ばれ続けている。それは、「アナログからデジタルへの移行」が完了していないということになる。どうして日本でDXの展開に遅れているのか?米国在住の私から2点、問題提起したい。
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2021/12/06 岡崎研究所
オンラインで行われた米中首脳会談は、特段の共同声明などの発表はなかったものの、3時間半も議論をする機会を持ったことの意義は大きい。新政権下の日本の対応が注視されているだろう。
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2021/12/05 畑中美樹
シリアとその周辺国では、内戦後を見据えたような動きが顕在化している。「アラブの春」から10年以上が経ち、中東諸国のパワーバランスは内戦以前へと回帰しつつある。
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米イラン核合意再交渉の裏でイスラエルとの対立激化
2021/12/03 佐々木伸イラン核合意の再建を目指す米国とイランの間接協議が5カ月ぶりに再開された。イラン側は協議を「不当な制裁を解除するのが目的」としてハナから〝けんか腰〟、難航は必至だ。この裏でイランと不倶戴天の敵イスラエルがサイバー攻撃合戦を激化している。
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2021/12/03 岡崎研究所
ニカラグアの大統領選挙で、現職のオルテガが当選したとされているが、この投票率に疑問がかけられている。今回の選挙は、独裁国家化の完成を証明するものであり、放置すれば、ラテンアメリカ全体で域内指導者の独裁的傾向を更に強める可能性がある。
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2021/12/02 岡崎研究所
ロシアの世論は弾圧で抑え込まれているが、ロシアの世論は反プーチンになってきている。西側への好意的評価、特に若者におけるその傾向も見えている。プーチン後のロシアを考えるべき時が来ているかもしれない。
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2021/12/01 高崎順子
日本と同様に少子化問題に直面しながらも、その後のV字回復に成功したフランス。子育て世代に対する厚遇を支えるのは「子どもは社会で育てるもの」という、国民の共通理解だ。
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2021/12/01 岡崎研究所
ベラルーシ西部のポーランド国境に数千人の中東からの移民が押し寄せているが、これは、ベラルーシのルカシェンコ大統領が反民主的・人権抑圧的な行動に制裁を発動したEUに報復し、難民・移民問題につけ込むことで不安定化を試みたことは明らかである。
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2021/11/30 桒原響子
SNSなどのコミュニケーション手段の社会的浸透により、これら手段を用いて流布される「偽情報(ディスインフォメーション)」が民主主義の脅威となっている。それは、偽情報が国民一人ひとりの生活や生命を脅かす危険を孕んでいるに他ならない。
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2021/11/30 岡崎研究所
米中首脳会談で解決を見た個別問題はなかったが、米中間で誤解や誤算に基づく衝突の可能性は首脳会談前よりは減ったと言える。将来については、今後の会談や交渉の進展によるところが多く、注意深くフォローしていくことが重要だろう。
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2021/11/29 樫山幸夫
米国のバイデン大統領が来年2月に迫った北京冬季五輪の〝外交的ボイコット〟を検討している。日本政府は、同調を求められる可能性が強いとあって困惑、戸惑いを隠せない。
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2021/11/29 岡崎研究所
COP26で注目されたのは米中両大国の動きである。今世紀中の気温上昇を1.5度に抑えるために協力することで合意し、今後10年間の気候変動対策の協力強化を盛り込んだ共同声明を発表した。これは異例なことと指摘されている。
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2021/11/28 宮下洋一
アルジェリア政府は今年8月、同国に対し隣国モロッコが「敵対的行動」を継続しているとし、国交断絶を発表した。その間接的な被害を受けたのが、天然ガスの約47%をアルジェリアに依存するスペインだ。
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2021/11/26 唐鎌大輔
世界経済の中で「日本だけコロナ禍」という構図が続き、IMFの成長率見通しにもそれが現れた。ワクチン接種が目的化した事態を反省し、足元の円安と原油高というリスクへのいち早い備えが急がれる。
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2021/11/26 岡崎研究所
核軍拡競争を避けるために、米中は軍備管理の枠組みを見つける必要がある。中国は核軍備管理になかなか参加しないだろうが、世界は中国を核軍備管理の枠内に入れるように辛抱強く努力する必要がある。
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