都市と地方 どちらの子どもが幸せか

子どもの日を前に総務省が公表した日本の子ども人口推計では、昨年から11万人あまり減少し、史上最少。1982年以来41年間連続で減少を続けている。少子化の中、こどもの日の主旨のひとつである「こどもの幸福度」は地方と都市で変わるか、検証した。

【限定公開】真実分からぬ報道のジレンマ 「あい…

プーチンによる戦争に世界は決して屈しない

ウクライナ戦争に際し、SNSでは情報が溢れているが、その多くは真贋が定かではない。言論や報道の自由があるからこそ真実が分かりにくいこのジレンマに、どう向き合うべきか。

【限定公開】「明日は我が身」のハイブリッド戦 …

プーチンによる戦争に世界は決して屈しない

SNSやサイバー空間も「戦場」と化したこの戦争は、日本にとって決して「対岸の火事」ではない。忍び寄る脅威に日本はどう備えるべきか──。気鋭の専門家たちが縦横無尽に語り尽くす。

米国に「しらけた」中南米 低いウクライナへの関心

ロシアによるウクライナ侵攻について、中南米の反応はまちまちだが、概して静かだ。ロシアや中国と強い関係のあるキューバやベネズエラがロシアを強く非難しないのは当然としても、他の国々からも厳しい声は聞かれない。

危機に瀕して強化された日本のインテリジェンス組織

インテリジェンス・マインド

冷戦の終結によって、それまで西側諸国が仮想敵としていたソ連をはじめとする東欧圏は軒並み総崩れとなり、欧米におけるインテリジェンスの役割は一時的に低下した。しかし、1990年代には日本国内で阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件、海外では湾岸戦争…

【限定公開】脱ロシアで足並み揃わぬEU エネル…

プーチンによる戦争に世界は決して屈しない

エネルギーの脱ロシアを掲げるEUだが、ドイツの〝二枚舌〟により足並みは揃っていない。欧州の動きから日本がやるべきこととは何か考える。

ウクライナ難民問題も深刻化 EUに新たな試練

国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）は4月6日、ロシアのウクライナ侵攻によるウクライナ難民の数が430万人を超えたと公表した。隣国ポーランドには、最多250万人が流入している。戦後最大の難民大移動になった。ウクライナ国民の10人に1人が…

ICT導入だけでは在宅医療介護を救えない現場の…

超高齢社会での介護・看護人員不足をどう補い、社会全体で『いい介護』を生み出していくか。業務従事者はエッセンシャルワーカーの筆頭で、助けになると期待されるのが「ICT活用」である。導入に関して乗り越えるべき障壁は何なのか、見てみる。

【限定公開】一変したエネルギー安全保障 危惧さ…

プーチンによる戦争に世界は決して屈しない

ロシア産天然ガスの供給途絶への恐れから、エネルギー市場が不安定化している。日本もまた、エネルギー安保を見直す必要に迫られている。

ウクライナの抵抗を見て徴兵制復活の支持高まる台湾

ロシアによるウクライナ侵攻で、中台の緊張に世界的な注目が集まる中、台湾で徴兵制の復活に向け検討が始まった。立法院法制局が議会を代表して行政府に対し、徴兵制の復活を提案。台湾国防部（国防省）は来年初めに結論を出す方針を明らかにした。

エネルギーの脱ロシアの先にある中国依存というリ…

ロシアへの制裁を強化するためには、化石燃料禁輸が必要になる。EUも脱ロシア産化石燃料の道筋を徐々に付けようとしているが、鉱物資源での中国への新たな依存を作り出す。われわれは、ロシアあるいは中国に依存しないエネルギー政策を練る必要がある。

『天国と地獄』を彷彿させる『マイファミリー』

警察を排除して犯人に挑む斬新な物語の先にあるものは

「マイファミリミー」（TBS日曜劇場）は、オンラインゲームの社長と妻が娘を誘拐した犯人の要求を受け入れて、完全に警察を排除して事件の解決に挑む、斬新な物語である。

元担当者は語る 生活保護行政はなぜ、叩かれるのか

生活保護の現場で自治体の都合が優先され、人権が軽視される現実はなぜ起きるのか。どうすれば改善できるのか。考えてみたい。

高齢者の〝生きる力〟を引き出す 住民が主役の「…

高齢人口の増加に伴い、施設中心の医療・介護ケアは早晩、機能不全に陥る。自身の老後や地域の課題を専門家任せにせず、住民自らが動く新しい福祉の形を追った。

海外展開が困難に？ 中国企業が抱える大きな難題

米国は、密接に絡まったグローバルバリューチェーンから中国を引き離すことに本気になったのか。日米欧によるロシアへの制裁強化の陰で、中国企業も今、かつてない逆風にさらされている。

経済安全保障の現在地 かなり先細った推進法案

経済安全保障推進法案が今国会で成立する見込みである。世界的に必要性が高まる中では一歩前進とも見えるが、目的から考えると、対象がかなり絞られているようにも見える。ウクライナ情勢、米中新冷戦という国際情勢の最中で日本を守ることができるのか。

歴史が示すウクライナの「抵抗」の意味

ブラッドランド 上・下

近現代史への関心は高く書物も多いが、首を傾げるものも少なくない。相当ひどいものが横行していると言っても過言ではない有様である。この連載はこうした状況を打破するために始められる、近現代史の正確な理解を目指す読者のためのコラムである。

一蘭カップ麺 価格拘束によるブランド維持は可能か

とんこつラーメンの全国チェーン「一蘭」が小売店に対して、カップ麺を値下げしないよう求めていたとして、公正取引委員会から調査を受けている。販売価格の拘束は消費者へ不利益を被るとも見えるが、値下げはブランド価値の毀損となりかねない。

挑戦し続けて見えてきたサーキュラーエコノミーの…

サイクラーズ

金属の資源循環を手始めに、領域を拡大してきたサイクラーズ。挑戦の先に見えてきたのはサーキュラーエコノミーの実現だ。

人権よりも自治体の縄張りが優先される生活保護制度

生活保護制度における住居喪失者への差別的対応の実態と、改善に向けた動きはそう簡単ではない。正直なところ、住居喪失者はなるべくよそに行ってほしいのが、実施機関の本音である。