チャイナ・ウォッチャーの視点
めまぐるしい変貌を遂げる中国。日々さまざまなニュースが飛び込んできますが、そのニュースをどう捉え、どう見ておくべきかを、新進気鋭のジャーナリストや研究者がリアルタイムで提示します。政治・経済・軍事・社会問題・文化などあらゆる視点から、リレー形式で展開する中国時評です。(画像:Thinkstock)
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2022/02/02 樋泉克夫
冬期北京オリンピックが開幕される。台湾やウイグルといった国際紛争への火種を抱えている上、国内に多種多様な問題を抱えており、中国としても08年の北京夏季オリンピックと同列に位置づけているわけではないだろう。
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2021/12/21 高口康太
〝五輪外交ボイコット〟が世界的な話題となっているが、中国国内では、人気のなかったウインタースポーツを、冬季五輪開催という大義名分を得て、中国政府、スポーツ界、経済界は一丸となって産業拡大へと突き進めている。
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2021/12/03 高口康太
中国共産党は同党史上3回目となる「歴史決議」を採択した。この決議がいったいどういう内容で、どんな意味を持つのかについては腹オチすることは難しい。筆者が注目したキーワードは「錯誤」(中国で「あやまち」の意)だ。
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2021/09/22 平野 聡
中国によるさまざまな締め付けが止まらない。「これは第二の文化大革命(文革)ではないか」との評価もあるが、毛時代、改革開放に次ぐ第三の局面を見せ始めたものと考える。それは、AI・IT時代における「中国化」の名のもとで萎縮してゆく姿である。
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2021/09/03 及川淳子
今年の夏、中国では内陸で豪雨による大規模な洪水が相次いだ。被害の深刻さが明らかになるにつれて、インターネットでは批判や疑問の声が多く見られた。政府の対応からは、豪雨だけでなく、世論動向に対する危機感も垣間見ることができる。
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2021/06/01 樋泉克夫
5月16日、景勝地で知られる杭州西湖の湖畔にキャンパスを構える湖畔大学で、大学を表象化したかのような巨大自然石に大きく刻まれ、鮮やかに黄金に色付けされ光り輝いていた「湖畔大学」の4文字が削り取られた。
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2021/05/20 樋泉克夫
内外における言語教育は、中国政府が一貫して推し進める国策遂行上の重要な柱と言えるだろう。そこで興味を持つのが、中国国内では日本語教育を通じてどのような日本イメージが描かれていたのか、である。
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2021/05/07 樋泉克夫
中越両国が南シナ海の領有問題をめぐって激しく対立している現状から考えるなら、中国との友好を謳うグエン書記長の発言は理解に苦しむ。これが日本人の一般的反応だろう。だが両国関係の歴史に照らすなら、強ち荒唐無稽なお人好し発言とも、なぜか受け取れ…
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2021/04/28 樋泉克夫
習主席は対外強硬から国際協調へと姿勢を転換させたのか。はたまた今次サミットへの参加それ自体がバイデン政権への「屈服」なのか――様々に論じられてはいるが、それはさて置き、ここでは現在の中国の指導者世代が気候変動を含む環境問題全般をどのように…
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2021/04/21 樋泉克夫
改めて中国共産党の一元的支配という問題について考えてみたい。それというのも、中国電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴(アリババ)集団創業者である馬雲(ジャック・マー)が昨秋に「時代錯誤の規制が、中国の技術革新を窒息死に追い込む」と発言して以…
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2021/04/13 樋泉克夫
彼らの世界観は、どのようにして形成されたのか。現在の中国の権力の頂点に立つ7人の共産党政治局常務委員の少年から青年へと成長する多感な時期を、疾風怒濤の文化大革命(1966~76年)の渦中で過ごした。2022年の第20回共産党大会で常務委員…
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2021/04/06 樋泉克夫
彼が毛沢東を信奉しているなら「筆杆子(ペン)」を駆使した宣伝戦略も模倣するだろうに――こう考え、改めて習近平政権成立前夜の中国のメディア事情を振り返ってみた。すると、中国の大国化を強く主張する著作が集中的に出版されていることに改めて気づか…
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2021/03/30 樋泉克夫
はたして「中国の夢」は、習近平政権が思い描いているがままに実現するのか。改めて共産党政権の過去から、この問題を考えてみようと思う。そこで、時計の針を半世紀昔の1971年に戻すことにする。
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2021/03/21 樋泉克夫
「中国の夢」の実現を目指す強力政権の下で、中国の子供たちは、いったい、どのような環境に置かれているのか。ふと考えてみた。それというのも現在を生きる子供たちが、やがて中国の将来を担うことになるのだから。
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2021/03/10 樋泉克夫
3月5日、北京で全国人民代表大会が開催された。習近平国家主席は同大会の内モンゴル代表団部会に出席し「民族団結」を説き、「国家で通用する言語文字工作をしっかりと普及させると同時に、中華民族としての共同体意識教育を広めなければならない」と強調…
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2020/09/05 樋泉克夫
東南アジア華人の考えを知ることは、日本人の硬直化し、時に偏頗になりがちな中国認識の歪みを是正し、アメリカで展開される中国論議に“知覚過敏気味”に振り回され、引きずられがちな宿痾を治癒することにつながるに違いない。
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2020/08/13 樋泉克夫
7月中旬のことだったが、タイの華字紙『世界日報』が「30省市の小中学校で図書の整理・再点検」と題し、中国全土の小中学校図書館における所蔵図書徹底点検の実施状況を報じていた。真の狙いは別にあるはずだ。つまり習近平政権が推進する路線にそぐわな…
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2020/08/12 小原凡司
2020年6月23日、中国は、55基目の「北斗」測位衛星システムの衛星の打ち上げに成功した。この衛星は、30基から成る「北斗3号」システムの最後の1基である。中国は、この衛星の打ち上げをもって、「北斗3号」システムを完成させたことになる。…
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2020/07/30 樋泉克夫
香港を挟んでの米中対立は、このまま「回帰不能点(ポイント・オブ・ノーリターン)」にまで突き進むのか。香港の旧宗主国であるイギリスのジョンソン政権もまた対中強硬策に一歩足を踏み出した。だが、だからといって米英両国の強硬姿勢にたじろぎ、習近平…
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