「政治・経済」の最新記事一覧
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2022/05/24 吉富望ロシアの暴挙に対し、ウクライナ人は自由や独立という「価値」を守るため命を賭して戦っている。日本人は戦争を「自分事」と捉え、守るべき「価値」を明確にして本気で備えるときだ。
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2022/05/24 岡崎研究所ウクライナ紛争が単なる主権と領土保全の問題から、ロシア対西側諸国の対立という「新冷戦」に入ったと言える。20世紀後半の冷戦と比較して、米国内の分裂や民主主義対独裁主義の対立による多国間協力崩壊の危機などより不安定で予見困難だとしている。
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2022/05/23 山本隆三ウクライナ戦争はエネルギー安全保障の状況を大きく変えた。その中で欧州主要国が設備容量を大きく伸ばしている洋上風力について、日本政府も導入を進めているが、日本と欧州では大きく異なる要素が多く、実行されれば国民が困窮することになりそうだ。
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2022/05/23 宮下洋一ロシア国営の天然ガス大手ガスプロムは4月27日、ルーブル建てでの支払いを拒否したポーランドとブルガリアに対し、対抗措置として、両国へガス供給停止を通知した。ロシア産の天然ガスに依存してきた欧州連合(EU)は苦境に立たされている。
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2022/05/23 岡崎研究所フィリピン大統領選挙で、かつての独裁者マルコス元大統領の長男であるフェルディナンド・マルコス・ジュニアが当選を決めた。心配なのは独裁指向よりも、統治能力が心配であろう。大統領選の討論会から逃げ回り、まともな政策や外交を提示していない。
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2022/05/21 井上雄介ロシアが4月末、ポーランドとブルガリアへの天然ガス供給停止を通告したことは、台湾を震撼させた。台湾が輸入する天然ガスの10%はロシア産。石炭も15%近くがロシア産だ。万一、供給が止まれば、慢性的な電力の需給逼迫に悩む台湾は、一気に危機を迎…
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2022/05/20 小谷 賢第二次安倍晋三政権では日本のインテリジェンス分野での改革が大きく進んだ。その原点は、2008年2月14日に内閣情報調査室が発表した報告書「官邸における情報機能の強化の方針」にある。これには日本のインテリジェンスについて改善すべき点が多々列…
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2022/05/20 岡崎研究所ベラルーシのルカシェンコはプーチンの共犯者であり、今もロシアのウクライナ侵攻を助けている。ベラルーシはロシアの侵攻についてロシアから多くの情報を得ているに違いなく、その成功を願うとともに、その成功に疑念を持って来ているとも思われる。
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2022/05/19 熊倉 潤習近平政権は少数民族を「中華民族」に改造しようと、攻勢を強めてきた。だが、民心の掌握は容易ではない。いつ点火するかわからない〝爆弾〟が膨らむ一方だ。
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2022/05/19 岡崎研究所コロナ対策をめぐり習近平政権は確かに難局に立たされている。世界規模での蔓延の持続と変異種の登場は、中国のコロナ政策、ひいては習近平政権の統治そのものに重大な挑戦を突きつけている。ゼロコロナ政策は、間違いなく修正を迫られている。
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2022/05/18 斎藤 彰米バイデン大統領は日米首脳会談で、日本の安全確保を念頭に置いた核使用を含む「拡大抑止」姿勢を改めて確認する。ただ今後、中国、北朝鮮による軍事挑発への警戒感が高まりつつある中、対日〝核の傘〟と「非核三原則」の矛盾をめぐる論議が予想される。
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2022/05/18 栗原 聡われわれに大きな便益をもたらしたAIやデジタルの進化で「人間の均一化」が進む可能性がある。「即応」を求められる今こそ「熟考」し、人間主導でテクノロジーと共生する未来を構築すべきだ。
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2022/05/18 岡崎研究所ウクライナ問題に関するインドの言動には失望させられる。バイデン大統領を始めとする西側首脳の働き掛けの効果も全くないようである。しかし、インドの態度はもう少し複雑のようだ。
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2022/05/17 海野素央今回のテーマは「ウルトラ-MAGA(マガ)キングと戦うバイデン」である。日本では映画「シン・ウルトラマン」が公開された。M78 星雲人のウルトラマンは、科学特捜隊のハヤタ隊員と命を共有する。
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2022/05/17 岡崎研究所米国とサウジアラビアおよびUAEとの関係がぎくしゃくしている。ロシアに対抗する西側の結束は、原油価格の高騰により直ちに砕けるほど脆弱ではないだろうが、EUがロシア原油の禁輸に動き出した事情もあり、サウジアラビアに増産させる努力は重要である。
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2022/05/16 岡崎研究所英国のトラス外相はロンドン市長官邸で『地政学の復帰』と題して講演し、ロシアによるウクライナ侵略を受け、これまでの自由主義陣営のアプローチが失敗したことを率直に認め、侵略者に対抗する自由主義陣営の取り組みを再活性化することを説いている。
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2022/05/15 冷泉彰彦沖縄は復帰から50周年の節目を迎える。この50年間、沖縄を取り巻く北東アジアの情勢には大きく変わり、在沖米軍の意味合いは変化している。沖縄の人々には罪はないし、不本意であるだろうが、戦略上の位置から「本土並み」ということはあり得ない。
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2022/05/15 川口貴久ツイッター社がイーロン・マスク氏からの買収に合意した。現代のインフラとも言えるデジタルプラットフォーム事業の規制が少ないことを物語っているが、最近ではビジネス環境が変わりつつある。欧州では包括的な規制法案が成立し、米国でも機運が高まる。
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『沖縄50年の憂鬱 新検証・対米返還交渉』川原仁志著
2022/05/14 池田 瞬1972年の沖縄日本復帰から50年の節目に刊行された『沖縄50年の憂鬱 新検証・対米返還交渉』は、練達のジャーナリストが近年相次いで解禁された日米の機密文書を詳細に調査し、実際は半世紀以上前から始まっていた返還交渉を再検証している。
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2022/05/13 中林啓修沖縄の日本復帰50年を迎える中、沖縄と周辺の島々が武力紛争に巻き込まれる可能性をゼロにはできていない。ライフラインが脆弱な島では、事前避難をいかに進めるかが重要だ。ウクライナ侵攻で見えた国民保護の課題を2つ挙げたい。
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