「食の安全」の最新記事一覧
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2022/04/28 松永和紀
台湾で、日本のいちごが相次いで残留基準超過となり、輸入差し止めとなっている。日本で報じられると「日本は残留基準値が世界一甘い」といったコメントがついたが、妥当とは言えない。日本の農業関係者のビジネス戦略の甘さを浮き彫りにしている。
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「日本から世界をリードする」と語る西井孝明・味の素社長〜東京栄養サミットとビジネスをどう結びつけるか③
2021/12/10 松永和紀世界で進む欧米型の評価指標は、調理を中心としたアジア型食生活には適用しにくい。日本企業が正当に評価されるためには、アジアの視点も取り入れたルールメーキングへ働きかける必要がある。味の素の西井孝明社長は「日本から世界をリードする」と語る。
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東京栄養サミットとビジネスをどう結びつけるか②
2021/12/09 松永和紀日本企業は消費者の嗜好に合う製品を販売し売上を伸ばしてきたが、世界の潮流は、企業が率先して栄養改善と健康構築へ取り組む時代に来ている。日本企業の対応は遅れれば、欧米型の取り組みが世界で幅を利かせ、正当に評価されず海外市場を失いかねない。
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東京栄養サミットとビジネスをどう結びつけるか①
2021/12/08 松永和紀東京栄養サミット2021が開催されている。世界が「飽食」と「飢餓」という課題に直面する中、欧米が構築しつつある〝評価指標〟がアジアの食生活・食文化に合っていない。これは、日本の食の危機。3回にわたり日本が直面する健康と栄養の課題に迫る。
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安全性と規制、今後はどんな食品が登場するか?
2021/09/30 松永和紀ゲノム編集技術で肉厚にしたマダイが9月17日、国に届出されました。ゲノム編集動物としては世界で初めて、消費者の食卓に上ります。今後もゲノム編集食品の開発は進むでしょう。安全性、国内の開発状況、さらに世界の動きも解説します。
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「みどりの食料システム戦略」案に批判噴出(後編)
2021/04/12 松永和紀なぜ、これまで日本の食料システムについて地道で実効性のある施策を展開してきた農水省が、理念がなく空虚な目標ばかりを並べた案を持ち出したのかーー。
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「みどりの食料システム戦略」案に批判噴出(前編)
2021/04/08 松永和紀農水省が掲げた「みどりの食料システム計画」案には、「食の安全」からの検討がなされた気配がない。ハリボテの政策を掲げても、食のプロフェッショナルたちの心は離れていく一方だ。
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2021年は、家庭菜園向けに苗を無料配布
2020/12/15 松永和紀ゲノム編集技術により、機能性成分のγ-アミノ酪酸(GABA=ギャバ)を多く含むように品種改良したトマトが国への届出・情報提供を終え、商用化へと一歩を踏み出しました。ゲノム編集食品の届出第1号。詳報します。
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ノーベル化学賞授与、商用栽培が始まる前に正しく理解
2020/12/03 松永和紀ゲノム編集技術ツールの1つを開発した二人の女性科学者にノーベル化学賞が送られる。日本でも近く、商用栽培へ走り始める見込み。危険だと主張する声もあるが、医療分野と品種改良での使われ方を区別しないと、意義も問題点も理解できない。
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北朝鮮の核問題を考える
2020/11/27 リチャード・ローレス朝鮮半島には今後、南北が一体化した「新朝鮮」が誕生する可能性がある。それは、日本にとって悪夢のシナリオになる。選択肢の一つとして、日本へのINF配備を真剣に検討すべき時がきている。
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山本茂貴氏(食品安全委員会委員)インタビュー
2020/09/22 松永和紀中国で冷凍食品から新型コロナウイルスが検出されたというニュースが8月に流れ、食品による感染への不安が再燃している。これから流行するノロウイルス対策との混同も心配だ。食品安全委員会で微生物リスクを担当する山本茂貴委員に整理してもらった。
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2020/08/07 松永和紀
科学誌ネイチャーに、トレハロースが感染症流行の深刻な原因となっている、とする論文が掲載された。トレハロースは林原が開発した食品添加物。その後、論文内容を科学的に否定する論文が二つ出たものの、「問題ない」という情報は広がらない。
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佐々木敏教授(東京大学大学院医学系研究科)インタビュー
2020/05/25 松永和紀「新型コロナウイルス感染症と闘う」としてさまざまな食品が話題に上っています。その根拠(エビデンス)はいかほどのものなのか? どんな食生活がよいのか、東京大学大学院医学系研究科の佐々木敏教授にインタビューした後編です。
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佐々木敏教授(東京大学大学院医学系研究科)インタビュー
2020/05/21 松永和紀新型コロナ予防において、どの食品にエビデンス(科学的根拠)がどの程度あるのか。日本の栄養学の第一人者で医師でもある東京大学大学院医学系研究科の佐々木敏教授に、人気の乳酸菌やビタミンD、さまざまな食品の“効き目”から情報の読み解き方まで、詳…
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佐々木敏教授(東京大学大学院医学系研究科)インタビュー
2020/05/13 松永和紀新型コロナによる休校休園が続き、子どもたちは既に2カ月、給食を食べていない。それが子どもたちに与える影響はどの程度あるのか。どのように対処すればよいのか。日本の栄養学の第一人者である佐々木敏教授(東京大学大学院医学系研究科)に聞いた。
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2020/03/13 松永和紀
山崎製パン株式会社が3月、一部の角食パンに食品添加物「臭素酸カリウム」を使い始めました。臭素酸カリウムは遺伝毒性発がん物質とされ、添加物批判の記事や書籍等では必ず、猛批判される物質。同社は、臭素酸カリウムを2014年以降は使っていませんで…
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2019/09/27 松永和紀
豚コレラ問題は、非常事態に陥っています。農水大臣も「ステージが変わった」と発言、ワクチン接種を始めることを明らかにしましたが、すぐに接種できるわけではないのです。一体どういうことなのでしょうか。
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2019/09/06 松永和紀
豚コレラが発生してからもうすぐ1年。流行拡大は止まりません。どうして、感染拡大を食い止められないのか? この先、日本の養豚はどうなるのか?
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2019/07/09 松永和紀
ゲノム編集食品の安全性や表示をめぐり、ニュースが増えてきました。国も全国5カ所で説明会を開いています。しかし、品種改良の科学や表示制度の仕組みがよく理解されないまま、報道されているように思えてなりません。
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「より安全、健康的」という消費者の誤認がある
2019/05/09 松永和紀イーストフード、乳化剤は不使用、無添加……。パッケージに大きく書かれているパンがあるのをご存知ですか?
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