「世界情勢」の最新記事一覧
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2022/11/28 岡崎研究所
2022年の米国の中間選挙で「赤い津波」は起こらず民主党が大健闘をしたのは、両党の戦略の違いが明暗を分けたと言えよう。下院で共和党が多数党となると議会は混迷するが、結局のところ、政策自体は大きく変わることはないだろう。
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2022/11/25 佐々木伸
中東で初の開催となったサッカーW杯カタール大会は日本が強豪のドイツを破るなど盛り上がりを見せているが、熱狂の水面下でタミム首長が紛争調停者としての存在感を誇示している。背景には「中東最大の米友好国」の座を獲得した自信がある。
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2022/11/25 冷泉彰彦
日本ハムの新球場のファウルゾーンの一部が規定より狭くなっているという問題が話題となった。現時点では、このままで23年の公式戦を実施し、同年のシーズンオフから2年がかりで改修工事を行うこととなったが、ストーリー全体がメチャクチャである。
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2022/11/25 岡崎研究所
2年間に渡り数十万人の死者、数百万人の避難民と人道危機をもたらしたエチオピア内戦を終わらせる合意がアフリカ連合仲介の下、エチオピア政府とティグライ族代表の下で署名された。この合意は驚きももって受け取られた。
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2022/11/24 岡崎研究所
バイデン政権の中国への包括的なチップ輸出規制は、中国が先端技術における自立を目指し、軍民融合戦略による安全保障上の懸念を惹起せざるを得ない。日本は、チップ更にはその他枢要な品目のサプライチェーン強靭化を進めることの必要性を意味する。
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2022/11/23 岡崎研究所
イランの反体制デモは、女性を中心に過去に例の無い強さでイラン・イスラム革命体制の打倒に立ち上がっている。しかし同時に、イスラム革命体制が倒れるにはまだ時間が掛かることも間違いないように思われる。
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訪日外国人が見た「安いニッポン」の魅力はどこか?(後編)
2022/11/22 宮下洋一外国人観光客が続々と「安い国ニッポン」を訪れ、さまざまな印象を持ちながら旅を満喫している。増え続ける訪日外国人客に対し、複雑な気持ちを持って眺める日本人労働者たちの声が、ひしひしと伝わってきた。その原因は一体何なのか。
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2022/11/22 岡崎研究所
国防省は、数十年にわたり沖縄に配備してきたF15戦闘機を退役させる。代替機の恒久配備はなく、後継機は当面巡回配備となる。この巡回配備は中国に間違ったシグナルを送ることになろう。
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2022/11/21 岡崎研究所
ロシア軍はウクライナ南部のヘルソン州の州都ヘルソン市からの撤退を発表した。これは、ロシア側が奪った唯一の州都を引き渡すことを意味し、プーチンにとって屈辱的な敗北である。
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2022/11/18 岡崎研究所
世界トップクラスの国の間で、一方に日米欧、もう一方に中露が存在している。しかし、この構図は既成事実で、問題はその間に位置する重要国が個別の懸案に際してどちらの陣営に近い立ち位置を取るかであり、それで多数派の流れが決まることだ。
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2022/11/17 岡崎研究所
イタリアのメローニ新政権は西側にとってまずまず安心出来るスタートを切った。しかし、最も大きな不確実性は財政運営であろう。ドラギ政権がEUと合意した復興計画は維持する方針であるが、状況の変化に対応した調整が必要としている。
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2022/11/16 岡崎研究所
第20回中国共産党大会を受け、中国の台湾への軍事的圧力はさらに高まると見られる。台湾側から見て、中国の「戦狼」ぶりは、強硬な文言のみにとどまるものではなく、その他多くの具体的な対台湾政策に表れている。
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2022/11/15 岡崎研究所
ウクライナ戦争がうまく行っていない中、ロシアのエリートたちにプーチン離れやプーチン批判が広がっている。疑問は「彼はどう立ち去るのか。そして誰が彼にとって変わるのか」ということになっている。
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2022/11/14 岡崎研究所
米商務省は高性能チップとその製造に関わる中国を対象とする包括的な輸出規制を公表した。高性能チップ製造の国内回帰を進め、中国の高性能チップ獲得と製造能力の進歩を遅らせるものと思われる。中国全体を対象として規制の網をかけるのが最大の特徴だ。
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2022/11/13 冷泉彰彦
米国の中間選挙の事前の予想は共和党が大勝すると言われていたが、ほぼ「痛み分け」となっている。最終結果は出ていないが、本稿の時点でもこの選挙は「接戦」となったと言い切って構わないであろう。一体、米国の二大政党には何が起こったのだろうか?
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2022/11/11 山岡裕明
大阪急性期・総合医療センターがサイバー攻撃を受け、診療に影響が出ていることが話題となっている。リスクの対象は大企業から中小企業のさまざまな分野にわたる。企業が注目しなければならないのは、攻撃を受けた後も事業を継続させるBCPという観点だ。
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2022/11/11 中村繁夫
キーワードは、「ポストアジア」そして「IT人材」だ。キルギスと日本の時差はたった3時間しかない。アジアといえば、中韓台、として東南アジア各国を思い浮かべるが、そこは中韓台勢、そして日本企業同士で、人材獲得、市場拡大競争がすさまじい。そこで…
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2022/11/11 岡崎研究所
北朝鮮を巡るここ暫くの最大の問題は、米国を含め誰も解決に真剣に取り組んでこなかった、言い換えれば、解決しなければならないという優先性を感じさせる問題ではなくなってきたことだろう。全体的には、現在の手詰まりから抜け出す光明は見えてこない。
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2022/11/10 樫山幸夫
米国中間選挙は予想外の接戦、なお最終決着をみていないが、早くも次の号砲が鳴ろうとしている。トランプ前大統領は11月15日にも2年後の大統領選に向け態度を表明するという。「大統領候補への起訴」を躊躇させようとの目論見が感じられる。
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2022/11/10 岡崎研究所
イランがウクライナを侵攻しているロシアにドローンを供与しているとのニュースが大きな話題となっている。次のイランの挑発として懸念されるのは、イランの代理者であるホーシー派を利用してサウジとUAEに対するドローン等の攻撃を再開することである。
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